花の撮影を始めよう!
撮影対象として定番の花、春になるとぜひ撮影しておきたい被写体のひとつですね。
この記事では、お花の撮影ならではの三脚の選び方やアクセサリーを紹介していきたいと思います。
花を撮るには三脚が必要?
花を撮る場合、三脚があればカメラの構図を固定してじっくりとピント合わせや画面作りに集中できます。手持ち撮影ではブレてしまうシャッター速度でも三脚があればバッチリ撮影することが出来ます。
絞りを絞って背景までピントをあわせた写真と撮ろうとするとシャッター速度が遅くなってしまいますが三脚を使えば問題なく撮影することができます。
必ずしも絞っている写真の方が良い、という訳ではありませんが三脚があれば撮影設定の選択肢が広がります。
小さな花を大きく写すような撮影だと風で花の方が動いてしまいブレてしまうこともあります。被写体が動いてしまうと三脚があっても仕方ないと思われがちですが、三脚を使えば手が空くので自分の体が風よけになるような位置取りをする、という事も可能になります。
三脚の選び方(花撮影編)
上で紹介した通り三脚があれば花の撮影の幅が広がります。では、どのような三脚を選べば良いのでしょうか。三脚の重要なポイントの一つが高さです、撮りたい花がどんな高さに咲いているかを想像すると自分に必要な高さがわかってくるでしょう。
最初の三脚ならオールマイティに使えるものがオススメ
カメラを買ったばかりで、まだ「この花が撮りたい!」と言うものが無い方にオススメなのは、オールマイティに使えるものがおすすめ。
雲台(カメラを乗せる部分)と脚が金属でできているものを選べば十分な強度があるので、将来的に大きなカメラやレンズを購入しても三脚をそのまま使っていくことができます。このクラスの三脚であれば脚を広げて設置することで、地面に近い位置の花の撮影もこなすことができます。
最高1,540mmから開脚してローポジション機構にも対応できる三脚。
主要な部品が金属で構成されており強度も十分、色々な撮影もこなせてコストパフォーマンスにも優れたモデルです。
低位置撮影を極めるならミニ三脚
足元に咲く花を集中的に撮影したいという方に強くおすすめしたいのがミニ三脚、通常の三脚のような高さにすることはできませんが、非常にコンパクトで持ち運びがしやすいことが魅力です。
通常の三脚の開脚設置でも低い位置で撮影ができますが、脚が短いミニ三脚の方が場所を取らず設置でき、小回りが効きます。
ミニ三脚ながらベルボン独自の脚伸縮機構「ウルトラロック」によって見た目以上に伸びるので幅広い高さでの撮影が可能。重要な箇所は金属パーツにより構成されているので強度も十分です。
新しい撮影スタイルを実現する「VS-543AS」
ベルボンの「VS-543AS」は花の撮影に便利で、少し特殊な機能のある三脚。通常の三脚では上下に動くだけのセンターポール(エレベーターともいう)が横に倒れるようにできるという機能があります。
これにより、三脚を設置したあとも撮影しながらカメラ位置を大きく調整したり。レンズのピントを固定しカメラを前後させて撮影する、マクロスライダーのような使い方も可能です。
VS-543ASの最大のポイントは雲台と三脚の間にある「V4ユニットII」。「V4ユニットII」を操作する事で三脚を動かす事なくカメラ位置の微調整が可能。花やテーブルフォトなどの撮影で威力を発揮します。
花の撮影に活用できるアクセサリー
その1「スーパーマグスライダー」
スーパーマグスライダーは前後と左右方向の微調整ができるスライダーです。微妙なピント調整や画角調整が必要なマクロ撮影ではレンズのピントリングでは無く、スライダーを使ってピント調整した場合が便利な場合もあります。
花の撮影に活用できるアクセサリー
その2「レフ板&クリップセットII」
携帯に便利な30cm径の丸レフ板と専用クリップのセットです。フレキシブルアームを採用し、自由な角度から光を当てることが可能。アーム先端でレフ板を挟み、アーム根元は三脚のパイプを挟みます。ミニ三脚との組み合せもオススメです。
お花は身近で撮影しやすいですが、きれいに撮ろうと思うとなかなかに奥深い被写体です、三脚の他にも色々なアクセサリーを使って楽しく撮影に挑戦してみてくださいね。